加齢臭とガム
加齢臭対策に有効とされるお菓子にガムがあります。カネボウからでている「オトコ香る。」という名のガムをご存知でしょうか。このガム、黒地に赤いバラと、見た目もなんだかセンセーショナルな感じですが、噛んで2時間ぐらいすると、体から薔薇の香りを放つというシロモノ。加齢臭の気になる中高年男性に人気で、食べる香水ともいえるものなのです。同社のプレスリリースには「パッケージもよりアダルトなイメージを追求し、黒をベースとしたデザインで、“ちょいワル男”を表現しております」とあります。まさに加齢臭を気にする中高年男性向けの商品です。
この「オトコ香る。」の女性版商品として「フワリンカ」という商品も発売されています。これは、キャンディとガムの2種類があり、やはり摂取後1時間〜2時間後には体からよい香りがするそう。これは、本当に効果があるのでしょうか。実際、カネボウフーズでは科学的な実験によって、体からバラの香りが放たれることを証明できたとしています。
実験の具体的な方法は、手に専用のビニール袋をはめた状態で香気成分を含むガムを食べ、一定時間待ち、袋の中に手から放出されたガスを集め、その放出ガスを溶剤で溶かし、濃縮し、GC/MSと呼ばれる機械で高感度分析する…というものです。 この測定方法の結果、バラの香りの成分である「ゲラニオール」の場合、「ゲラニオール」を含むガムを摂取した被験者の手掌部からの「ゲラニオール」の放出量は、摂取後1〜2時間で最大発散量を迎えるらしいのです。 このバラの香り成分であるゲラニオールは、香り成分の中でも特に体外へ放出される割合が高いそう。そこで、今回の「オトコ香る。」ガムにもバラの香りが選ばれたというわけです。実際の商品における香気成分のカラダからの放出能力としては、ガムで1時間後に約5ng(ナノグラム:10億分の1グラム)、ソフトキャンディで約8ngだという。におい成分が数ナノグラム出るということがどれほどにおうことなのか、感覚的にすぐには理解しにくいのですが、少なくとも口から入れた香気成分がカラダから出ていることだけは確かなのです。こうした加齢臭などのニオイを消す食品というコンセプトは、今までにない画期的なものでした。
カネボウフーズの商品担当マネージャーによれば、このアイデアが形になるまでに4年の歳月を費やしてきたそう。アイデアを思いついたのは同社のある女性研究者だったそうです。 食べる香水。皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか。