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加齢臭の抑制

加齢臭の原因は、ノネナールという物質です。このノネナールは、男女ともに性差なく40歳代以降に増加が認められる物質です。ノネナールの抑制には、ノネナールの基質となる脂肪酸である9-ヘキサデセン酸の分解を抑える抗酸化剤と抗菌剤が有効です。加齢臭を抑制する方法として今回は皮膚の抗菌に注目してみましょう。

汗をかいたらそれをほっておかずに、こまめに殺菌成分配合のウェットティッシュなどでふきとり、肌を清潔に保つことが大切です。とはいえ、汗をかくたびにふきとっていたのでは、正直手間がかかって仕方ありません。そこで、肌自体を常に弱酸性の状態に保つようにし、雑菌が繁殖しにくい皮膚に改善していくことが加齢臭抑制の大きなポイントです。

では、肌を弱酸性に保つにはどうしたらよいのでしょう。有効なのは、実はクエン酸です。クエン酸というのは、梅干などに含まれる物質で、梅干のすっぱさのもとになるものです。このクエン酸をお風呂に少しいれてゆっくりと湯船につかってみましょう。クエン酸をいれたお湯は酸性なので、これにつかることで肌を酸性の状態にすることができます。クエン酸は薬局などで手に入りますが、もし手元にないのであればお酢でもかまいません。お酢に多く含まれる「酢酸」は非常に酸度が強いためにお猪口2〜3杯の少しのお酢でも効果的です。

しかし、体臭予防法としての「お酢風呂」は、皮膚を弱酸性に保つだけではないのです。実は、お酢の風呂につかることで、入浴時に皮膚の汗腺からクエン酸などの各種のアミノ酸を吸収させる目的もあるのです。長期的にみれば、むしろこの効果の方が体臭予防としては重要かもしれません。なぜなら、加齢臭は皮膚表面で細菌によって作られるだけでなく、汗腺から汗の中に排出されるニオイでもあるからです。

加齢臭などの体臭は体の中にできる乳酸という物質につられて汗の中にでてきます。この乳酸は、皮膚の抹消循環が悪くなり汗腺に十分な酸素が吸収されないとたくさんでてきてしまうシロモノなのです。でも、たとえ酸素が汗腺に供給されなくてもクエン酸があれば大丈夫。クエン酸は、体内でクエン酸サイクルという完全燃焼ができる方法でエネルギーを得ることができるので、乳酸が体内にたまらないのです。勿論食事として口からクエン酸を摂取することは必要ですが、消化管からの栄養分の吸収は多大なエナルギーを必要とします。しかし、体の中で最大の臓器である皮膚からの吸収は、自然で体にやさしい摂取法とも言えるのです。お酢に含まれるクエン酸を補給するより、直接「クエン酸」そのものをお風呂に入れて入浴することも体臭予防としては効果的なのです。